■ ササキテカギイカとは?
ササキテカギイカは北太平洋の深海に生息し、抱卵する珍しいイカとして知られています。北海道・知床沖で撮影された抱卵個体が長年「謎のイカ」とされていましたが、2013年の調査で本種と判明しました。
深海イカは筋肉中に塩化アンモニウムを多く含むため、一般的なイカとは味が大きく異なります。実際に食べた記録では、
- 強い塩辛さ
- にがりのようなえぐみ
- 化学的な酸味
- 後味のアンモニア臭 が報告されています。
■ 調理のポイント
深海イカ特有のクセを抑えるには、以下の工夫が有効です。
● ① 下処理で臭みを抜く
- 皮は非常に破れやすいので、無理に剥かずそのままでOK
- 内臓を丁寧に取り除く
- 塩水で軽く揉み洗い → 酢水に10分浸す → 酸味とアンモニア臭を軽減
● ② 加熱調理でクセを飛ばす
焼き・揚げは臭みが強く出やすいので、 煮る・炒める・味の濃い料理が向いています。
● ③ 香味野菜・発酵調味料を活用
- 生姜
- にんにく
- 味噌
- 醤油
- 酒・みりん などが臭み消しに効果的。
■ ササキテカギイカの生姜醤油煮(クセを抑える定番アレンジ)
以下に、クセを抑えて食べやすくするレシピをまとめます。
ササキテカギイカの生姜醤油煮
Prep 20分
Cook 25分
Serves 2
Ingredients
1杯
ササキテカギイカ(下処理済み) 1片
生姜(薄切り) 2 tbsp
醤油 2 tbsp
みりん 1 tbsp
酒 1 tbsp
砂糖 100 ml
水 少々
ネギ(仕上げ用)
Instructions
1下処理イカの内臓を取り除き、塩水で軽く洗う。酢水に10分浸して臭みを抜く。
2切る胴は輪切り、足は食べやすい長さに切る。
3煮汁を作る鍋に醤油・みりん・酒・砂糖・水・生姜を入れて火にかける。
4煮る煮立ったらイカを入れ、中火で10〜12分煮る。
5仕上げ煮汁が少し残る程度まで煮詰め、器に盛ってネギを散らす。
■ 他のおすすめ調理法
● 1. 味噌バター炒め
味噌とバターのコクで深海イカ特有の酸味・えぐみを包み込む。 野菜(玉ねぎ・ピーマン)と合わせるとさらに食べやすい。
● 2. 唐辛子とにんにくのピリ辛炒め
強い香りと辛味でクセを抑える定番アレンジ。
● 3. 佃煮風の甘辛煮
砂糖と醤油を強めにして煮詰めると保存性も高く、臭みもほぼ消える。
■ まとめ
ササキテカギイカは一般的なイカとはまったく違う味わいを持つ、非常に個性的な深海イカです。 そのまま焼くと強烈な風味が出ますが、煮る・味噌や生姜を使う・香味野菜で臭みを抑えることで、深海イカならではの旨味を楽しむことができます。
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